寺院案内

寺宝

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正観世音菩薩像

閻浮檀金(えんぷだごん)黄金仏。立像。
像高一寸八分(約六糎弱)。
古銅の宝塔に安置される。
弘安二年(一二七九)、浅草寺三世であった日寂上人(寂海法印)が日蓮宗に改宗して、浅草寺を立ち退く際に帯出した尊像と伝えられる。江戸時代は観音堂のご本尊として安置されていた。観世音菩薩は衆生に現世利益の救済を施すといわれ、飛鳥時代のころから人びとの厚い信仰が寄せられた。

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鬼形鬼子母神像

木立像、像高およそ四〇糎、厨子内に安置されている。右手に吉祥果をもち、懐に幼児を抱く天女形が一般的だが、当寺の尊像は鬼神形である。鬼子母神に祈願すれば福徳を得るといわれ、古くから安産、保育の守護神として尊祟され、日蓮宗での信仰がとくに厚い。

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梵鐘

梵鐘は、洪鐘、撞鐘、鯨鐘、また大鐘、釣鐘ともよぶ。享保五年(一七二〇)二十世・日律((津))上人によって再鋳された。旧鐘は水難に罹って河中に沈み、鐘が淵の地名となったという。鐘銘は六牙院日潮上人(身延山久遠寺第三十六世)によって記されている。

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